色盲・色弱

色覚異常には色盲と色弱と2つがある。色盲は色の識別能力が欠乏しているかまったくなく、色弱は色の識別能力が不足している。色盲には赤色盲や緑色盲および、青色盲、全色盲があるが後の2つは少い。色弱も赤色弱 緑色弱 青色弱があるが前の2つが多い。

色覚異常の原因は先天性もあれば後天性もあり、そのうち緑と赤の色覚異常が多い。

これは性染色体に関係する劣性遺伝の病気である。

現代の医学では色覚異常に対する治療法はないと言える。

色覚異常に対する鍼灸治療法であるが、古代には記載がない。現代の色覚異常の治療法の報告は1959年が最初である。その後も絶えず、臨床資料や報告が行なわれ、100症例以上の臨床治療を元に有効な新穴がいくつも発見された。70年代には大量の臨床治療を基に対照群と比較観察され刺針時の治療効果が明らかになった。この10年間もレーザー針、及び穴位注射などといろいろ試みられて優れた効果をあげている。。

データを解析すると、色弱の治療効果は色盲よりも優れ、赤緑色盲などは効果が上がっているが、全色盲に対する効果はあまり高いとは言えない。全体的には52%-100%くらいの効果と言える。

治療——————–
取穴
主穴:天よう 風池 瞳子りょう 讃竹 晴明 ひじゅ 四白 承泣
配穴:糸竹空 陽白 合谷 足三里 魚腰

治療方法——————–
主穴より毎回2-3穴取り、配穴より1-2穴選ぶ。穴位は順番に使う。眼の穴位は30号を使いゆっくりと1-1、5寸の深さまで入れる。眼球に腫れぼったい感じが起るようにする。風池穴は同側の目の外側に向けて刺す。針の響きを前額部か眼部に放散させて置針しない。そのほかの穴位は20分置針して5分ごとに1回軽く燃針する。

第一クールは一日一回を10日間治療。3日-7日休みにして
第2クールは一日おきに10日間で第2クールとする。
以降、繰り返す。

治療効果——————–
短期治癒ー色盲検査表が自然光の元で10秒内にすべての図や色がわかり正確に色がかける著効ー1-5個の図や字がはっきり識別できない 
有効ー6個以上の図や字が識別できない。
無効ー治療の前後で変化がない。904例を治療した。
そのうち804例は短期治癒429例(53、4%) 著効137例(17%) 
有効218例(27、1%) 無効20例(2、5%)で有効率は97、5%だった。

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