札幌市 中央区 疼痛について

毎年のことではありますが、冬になり始めの最近はどうしても患者さんは痛みを耐えられない方を除き、我慢してしまう事が多いわけです。

我慢することは良いことでは決してないです。
そのまま慢性期に移行してしまうことになります。

慢性期に移行すること、もうすでに慢性だよという方もいらっしゃるかもしれませんが、慢性になると
今度は次の段階に移ってきます。

例えば、筋肉の硬くなる事により神経痛が発症していたとしますと、その筋肉が固いまま放置していると今度は筋肉は衝撃を吸収できなくなりますので、骨に負担がかかります。

骨の中でもやわらかいところ、軟骨の変形がはじまります。
椎間板などですね。

そうすると、椎間板ヘルニアなどになり、根性坐骨神経痛になどの神経痛になることになります。
固い筋肉は血行が悪くなりますので、血液がうっ血しちゃいます。

そこで頸部や肩部がそうなると、脳内の血流が悪くなります。
それで頭痛が始まり、そのままほっとくと頭痛から眩暈、吐き気と疾病が広がっていきます。
酸素の不足が血流が悪いことにより発生するからです。

そこでも我慢する方がいらっしゃいます。
鎮痛剤で抑えちゃうわけです。

で、次の段階に進みます。

最後は梗塞です。

脳梗塞、心筋梗塞、この梗塞というのは筋肉が酸素欠乏により壊死しはじめてしまうことを言います。

もちろん前駆段階で心臓なら狭心症、脳なら一過性脳虚血発作という段階を経てからになりますが。

筋肉を緩める、やわらかくするということはそれだけ重要な事なのです。

僕は開業前は脳神経外科に勤務していました。
そこで、脳卒中の方を治療してきましたが、多くの方に肩凝り、慢性的な頸部痛がありました。

なので、筋肉を柔らかくする事はとても大事なのです。

今までは内臓を西洋医学の内科も外科も重要視してきましたし、今でもそうです。
それはもちろんですが、内臓疾患になりやすくなる人の特徴として、筋肉が固くなっている期間が長くあるという事があげらるのです。

とても大事なことです。