レーノー病

レーノー病は白蝋病とも呼び、血管神経の機能障害により引き起こされる四肢末端の小動脈のけいれん性疾患である。発作的に起こり四肢末端が間欠的に蒼白 紫色 あるいは赤くなるのが主な症状で手指末端に発症する。本病は若い女性に多く、精神的刺激や寒冷によって誘発される。本病の原因は現在でもはっきりせず、現代医学では効果的な治療法がなく交感神経遮断剤や血管拡張剤を使った治療で血管の痙攣を鎮めている。

現代のレーノー病の鍼灸治療は中国では1974年に始められ、同じ年に海外でも耳鍼を使った治療が発表されている。

しかし80年代初めまでは1例報告ばかりで灸や灸頭鍼を使った経絡を温めて通じさせる温通散寒の方法が主張されていた。最近になっていろいろな症例がでてきているが、やはり鍼と灸を組み合わせることにより陽気を導いて 経脈を温めたり指先から出血させて気を進ませてて血を活かすという治療が言及されている。

刺鍼操作では気が病巣部に達することを特に重視している。
本文では患者147例の統計資料を調べたが今だに、本病の治療メカニズムに関する報告はない。

治療——————–
●体鍼
主穴:1 欠盆 2照海 三陰交
配穴:1手三里 内関 小海 十宣
   2環跳 秩辺 陽陵泉 足十宣

治療方法——————–
主穴と配穴の1は上肢の病変に使う。そのうち親指と人差し指がひどければ手三里を加え、中指の病変がひどければ内関を加える。薬指 小指の病変があれば小海を加える主穴と配穴の2は下肢の病変に使用する。主穴はいつも必ず使い、配穴は症状によって変更する。
欠盆穴は1寸の豪鍼を使い直刺し得気したら雀啄して抜鍼する。この経穴は刺入方向や角度を間違うと気胸を起こす。手足の十宣穴は消毒した三稜鍼を使って点刺出血する。その他の穴位は深鍼して運鍼を繰り返し鍼感を指先に感じさせた後に15分程度置鍼する。

一日一回治療し18回くらいを1クールとして各クール間は1週間程度あける。

治療効果——————–
治癒ー症状が消え1年以内は再発していない。著効ー冬季になって寒さに遭うと少し再発する。(足先や指が変色して痛む)
31例治療して治癒21例(67、8%)著効10例(32、2%)で有効率は100%

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