パーキンソン病(振顫麻痺)

振顫麻痺あるいは、パーキンソン病は中年以降になって黒質と小脳錐体外路系が変性する疾患である。
動作がじょじょに緩慢になり、筋肉硬直と震えが始まるのが主な主症状である。震えは片側の四肢から始まり、
徐々に全身に広がる事が多い。
筋肉の緊張が高まるために、鉛のように、あるいは歯車のように緩慢になり強直になる。
歩き出すのが難しく、慌てたようになり無表情になる。
本病の原因は黒質の変性であるがなぜ変性するのかはわかっていない。
現代医学ではドーパミンを使って症状をある程度抑えることもできるが、進行は止める手だてがない。

振顫麻痺は中医学では顫症になる。

古書には顫症の記述はない。最初の治療は1955年である。しかしその後はしばらく試みる事がなかったが70年代中期になって上海医科大学付属華山病院が頭部の穴位に刺鍼してある程度効果をあげるようになってから盛んに鍼灸治療を行うようになっていった。

80年代からはさらに増えて、多くの治療法がでてきた。穴位の治療法も頭皮鍼、体鍼、電気鍼、穴位注射など様々になった。有効率はかなり高く80%という数字もでている。もちろん、なかなか容易な疾患ではないが、
鍼灸は副作用もないことから試すのは価値があるといえる。

治療——————–
●電気針
主穴:脳空
配穴:前頂 百会 承霊 懸顧 天衝 通天

治療方法——————–
主穴は毎回必ずとる。配穴は毎回3~4穴選び順番に使う。
28~30号の鍼で頭皮に沿って捻転しながら斜めに1~1、5寸の深さに刺入して、
局部にはっきりと重だるさが感じるとよい。
その後に通電する。なるべく中周波くらいの波長で電流は患者さんが我慢できるぎりぎりくらいとする。
通電時間は15分~20分くらい。
一日一回で15回を1クールとする。

治療効果——————–
:著効 パーキンソン病患者53例を治療した結果、
著効11例(20、8%) 好転30例(56、6%) 無効16例(22、6%)で、有効率は77、4%だった。
強直型は振顫型より効果が高かった。
その他全身症状も同じ様にある場合は、その全身治療も行う。

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