血管性頭痛

疾病病態 血管性頭痛は多くみられる急性頭痛のうちのひとつであり、発作性の血管拡張収縮機能障害および一過性のある種の体液物質変化により起る疼痛である。

病因は現在でもわかってはいないが、家族歴があり女性が多い。発作前に幻覚や半盲などの一時的な脳機能障害を起こすこともあり、引き続いて一側性の頭痛が起り刺すような痛みがあったり、拍動性の脈打つような痛みがあったりする。

激しい時はめまい、冷や汗、悪心嘔吐、心臓がドキドキする、便秘などの症状があり数時間続く。一般に数週間ごとに再発を繰り返す周期性の発作である。

本疾患を中医学では偏頭痛や偏頭風と呼び、肝気鬱結により風と火と化しそれが肝胆の経を上ぼって頭をかき乱すと考えている。

偏頭痛の鍼灸治療は、長い歴史もあり効果もよい。

治療により絶えず経穴は淘汰されこの10年で選穴や穴位刺激法の面でもいくつもの有効な治療法が模索された。一般的に伝統的な透穴法や刺血抜缶が効果的に痛みを止める。更に、日本では行なえないが穴位埋線なども効果がある。具体的な選穴と操作方法はある人が即効性のある鎮痛効果を基準にして対照群と比較観察したところ偏頭痛では局部取穴が効果が優れ、しかも刺針しても得気があり、すばやく捻転して強烈な鍼感があったときに抜鍼すればその治療効果は安定していて効果があり、再発を繰り返す症例にも引き続き治療することで効果を上げることができる。

頭痛は重大な疾患の初期症状や兆候として起ってる場合もあるので、必ず系統的な検査を行なうことも必要。

治療—————-

取穴—————
主穴:えい風 絶骨
治療方法————-
毎回1穴をとり効果が劣っていれば2穴を同時に使う。えい風の鍼法 消毒の後に右手に鍼を持ち下顎角と乳様突起の間に切皮し対側の乳様突起に向けて1、5寸くらい刺入する。そして捻転を主として鍼感を咽喉か舌根部へ向けて放散させる。はっきりした鍼感がない場合はパルス機を使い連続波で通電する。絶骨の刺法 2寸ほど刺入し、捻転と小幅な運鍼を繰り返し、鍼感を上に電動させる。いずれも20分置鍼する。
毎日1-2回治療する。
治療効果 188例を治療し有効率は81.5%ー97.3%だった。

取穴—————
主穴:1 太陽から率谷への透針
2 挟脊穴 5 7 9 11 14
配穴 風池 太衝 金門 中諸 肩井 合谷
治療方法—————
主穴は毎回1組を取り、2つの組を交互に使用する。配穴は1-2穴(風池は必ず)加える太陽から率谷への透刺法は28号3寸の針を太陽から率谷に向けて捻転しながら1、5寸ー2寸ほど刺入し捻転に小刻みな運針も入れて1-2分運針したあとに置針する。

挟脊穴は背骨から0、7寸のところで、背骨に向け75度の角度で、1、5寸ー2寸くらい刺入。強烈な針感があったら1-2分運針したあとに、置針を30分程度する。風池は対側の目頭に向けて1、5寸くらい刺入し小刻みに拡散させる。一般的に顔面部の経穴は患側のみを使い、その他の部位は両側を使う。
治療効果 231例を治療して有効率は93.5%だった。

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